Soliton OneGate 利用ガイド
Windows

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WindowsでSecureBrowserアプリを利用した基本操作について説明します。

SecureBrowserにログインする

初期設定(初回ログイン)

SecureBrowserへの初回ログイン時には、アクティベーションを行う必要があります。

ポイント

アクティベーションとは
アクティベーションとは、OneGate接続時に内部で生成される一意のIDとホスト名(デバイス名)と、公開鍵を関連付けたユーザー情報がOneGateに登録されることです。
初回ログイン時は、接続するOneGateのテナントコードを入力しアクティベーションする必要があります。テナントコードを入力し、[アクティベート]をクリックする。アクティベーションに成功すると、以降はテナントコードの入力画面は表示されません。
※既にOneGate UpdaterまたはPasswordManager Agentをインストール済みの環境では、OneGate Updater / PasswordManagerで指定しているテナントコードが適用されるため、テナントコードの入力画面は表示されません。

  1. スタートメニューにある[SecureBrowser]をクリックする

  2. テナントコードを入力し[アクティベート]をクリックする

     

    注意

    テナントコードは、OneGate Updater、PasswordManager、SecureBrowserの順で設定が優先されます。
    例えば、SecureBrowserセットアップ後にインストールされたOneGate Updaterで異なるテナントコードが設定された場合、SecureBrowserのテナントコードはOneGate Updaterで設定されたテナントコードで上書きされます。

  3. OneGate認証で使用する証明書を選択し、[OK]をクリックする

    2回目以降のログイン時も同じ証明書が使用されます。

     

    注意

    クライアント証明書がインストールされていない場合、証明書の選択画面は表示されず、ログインエラーになります。
    証明書のインストールについては、以下を参照してください。

  4. OneGateにログインする

    認証が完了するとSecureBrowserが利用可能になります。

     

    参照

    OneGateの認証については、以下を参照してください。

OneGateへのシングルサインオン(PasswordManager)

PasswordManager Agentとの共存時には、PasswordManagerのシングルサイン機能を使用してログイン名やパスワードの入力などを自動で行うことができます。

この機能を使用する場合は、PasswordManager Agentの設定ツールで以下のWindowsアプリの設定を登録してください。

参照

設定手順については、以下を参照してください。

基本設定

「アプリケーションの種類」:Windowsアプリケーション
「ウィンドウタイトル」:Soliton SecureBrowser
「文字列比較」:同じ

ログイン名のパラメーター

「タイプ」:ユーザー名
「対象」:1001
「入力値」:OneGateへのログインに使用するユーザー名
「入力後の動作」:何もしない
「間隔」:0

パスワードのパラメーター

「タイプ」:パスワード
「対象」:1002
「入力値」:OneGateへのログインに使用するパスワード
「入力後の動作」:デフォルトボタンまたはEnterキー
「間隔」:0

OneGateへのシングルサインオン(SmartOn IDのPass機能)

弊社のSmartOn IDクライアントとの共存時には、SmartOn IDのPass機能を使用してOneGateのログイン画面でログイン名やパスワード入力などを自動で行うことができます。

この機能を使用する場合は、SmartOn IDのPass自動入力設定に以下の2つの設定を登録する必要があります。
Pass機能および設定方法の詳細については、「SmartOn ID管理者ガイド」、「SmartOn IDクライアント操作ガイド」を参照してください。

ログイン名の自動入力設定

  1. 「パスワード」:OneGateへのログインに使用するユーザー名

  1. 「ウィンドウタイトル」:Soliton SecureBrowser

  1. 「パスワードを入力するウィンドウとタイトル文字列の関係」:一致

  1. 「コントロールID」:1001

  1. 「入力後の動作」:「TABキーを押す」を選択

  1. 「入力後の動作を行うまでの時間」:1

  1. 「(オプション)-入力前にフォーカスをあわせる」:チェックする

パスワードの自動入力設定

  1. 「パスワード」:OneGateへのログインに使用するパスワード

  1. 「ウィンドウタイトル」:Soliton SecureBrowser

  1. 「パスワードを入力するウィンドウとタイトル文字列の関係」:一致

  1. 「コントロールID」:1002

  1. 「入力後の動作」:「標準のボタンまたはEnterキーを押す」を選択

  1. 「入力後の動作を行うまでの時間」:1

  1. 「(オプション)-入力前にフォーカスをあわせる」:チェックする

ファイルをダウンロードする

SecureBrowserでファイルのダウンロードを実行すると、ダウンロードリストにダウンロード状況が表示されます。
ダウンロード後のファイルは、すべてダウンロードフォルダーに保存されます。
ダウンロードフォルダーは、隔離領域内に存在するため、SecureBrowser以外のアプリからはアクセスできません。なお、SecureBrowserからログアウトするとすべて削除されます。

ダウンロードリスト

ダウンロードリストには、ダウンロードしたファイル名とアイコン、ファイルサイズ、ダウンロードした日時が表示されます。

ファイル名とアイコン

ダウンロードしたファイルのファイル名とアイコンが表示されます。ダウンロード後にクリックするとファイルを開くことができます。
開くことができるファイル種類はドキュメントビューアーと同様です。

ファイルサイズ

ダウンロードしたファイルのサイズが表示されます。

ダウンロード日時

ダウンロードした日時が表示されます。

一時停止

ダウンロードを一時停止します。[再開]をクリックすると、一時停止した位置からダウンロードを再開します。

キャンセル

ダウンロードをキャンセルします。

ダウンロードフォルダーを開く

ダウンロードフォルダーを開きます。

ダウンロードフォルダーの操作

ダウンロードリストにある[ダウンロードフォルダーを開く]または、ブラウザーメニューにある[ダウンロード]を選択すると、ダウンロードフォルダーが表示されます。

ダウンロードフォルダーには、ダウンロード済みのファイルが一覧表示されます。
ファイルアイコンには、Windowsで関連付けされているアプリケーションのアイコンが表示されます。
一覧には各ファイルの名前、更新日時、ファイルサイズが表示されます。
それぞれのカラムをクリックすると、昇順/降順の並べ替えができます。標準では名前の昇順で表示されます。
ZIPファイルを解凍した場合は、解凍したフォルダーも表示されます。

操作メニュー

ダウンロードフォルダーにあるファイルやフォルダーを右クリックすると操作メニューが表示されます。
操作メニューから実行可能な操作は、以下のとおりです。

開く

ファイルをドキュメントビューアーで開きます。
フォルダーの場合は、フォルダー内のファイル一覧を表示します。
ZIPファイルの場合は、ZIPファイルの内容を表示します(解凍されません)。なお、ZIPファイル内のファイルやフォルダー名の変更、削除はできません。

圧縮

ファイルやフォルダーを圧縮します。

暗号化圧縮

ファイルやフォルダーをWindowsの標準方式で暗号化して圧縮します。

解凍

選択したファイルがZIPファイルの場合に表示されるメニューです。

名前の変更

ファイル名やフォルダー名を変更します。
既に同じ階層に存在するファイルやフォルダーと同じ名前は使用できません。

削除

ファイルやフォルダーを削除します。
フォルダーを削除する場合は、配下に含まれるファイルやフォルダーもすべて削除されます。複数のファイルやフォルダーを選択して削除することもできます。

ファイルを圧縮する

選択したファイルやフォルダーをZIP形式で圧縮します。

  1. 対象ファイルまたはフォルダーを右クリックし、[圧縮]をクリックする

  2. 圧縮元のファイル名と同じ名前でZIPファイルが作成される

    同名のZIPファイルが存在する場合は、自動でファイル名に連番が付与されます。

ファイルを暗号化して圧縮する

選択したファイルやフォルダーをWindowsの標準方式で暗号化し、ZIP形式で圧縮します。

  1. 対象ファイルまたはフォルダーを右クリックし、[暗号化圧縮]をクリックする

  2. 任意のパスワードを入力し、[OK]をクリックする

    デフォルトは「設定なし」です。

  3. 圧縮元のファイル名と同じ名前でZIPファイルが作成される

    同名のZIPファイルが存在する場合は、自動でファイル名に連番が付与されます。

圧縮ファイルを解凍する

選択したZIPファイルを解凍します。
ZIPファイルをダブルクリックすると、ZIPファイルの内容が表示されますので、それぞれのファイルを右クリックメニューから解凍することもできます。

  1. 対象のZIPファイルを右クリックし、[解凍]をクリックする

     

  2. ZIPファイルにパスワードが設定されている場合は、パスワードを入力し[OK]をクリックする

  3. ZIPファイルと同じ名前でフォルダーが作成され、フォルダー内にファイルが解凍される

    同名のフォルダー存在する場合は、自動でフォルダー名に連番が付与されます。

ファイルをアップロードする

ダウンロードフフォルダーに保存されているファイルをアップロードすることができます。

アップロード可能なWebサイト上で、ファイルをアップロードするボタンなどをクリックすると、ファイルの選択画面としてダウンロードフォルダーが表示されます。
アップロードするファイルを選択し、[OK]をクリックすることでアップロードが可能です。

SecureBrowserからログアウトする

ログアウトの方法は3種類あります。いずれかの方法でログアウトしてください。

  1. アカウントメニューから[ログアウト]選択する

  1. ブラウザーメニューから[終了]を選択する

  1. 画面右上にある[×]をクリックする